アバウト– カイパックラフティング北海道について –

ごあいさつ

「カイパックラフティング北海道」は釧路川源流部をベースに「リバー&フィールド」が運営するパックラフトツアー専門部。「自分の力で川を下りたい人」に向けたツアースタイルです。川を通じて北海道という大地と自然を、より深く感じていただくことを目的としています。川を下ることは地球の力を感じること。自分の意志で船に乗り、パドルで水を掴み、漕ぎ進む。川を下ることで感じられる自然との一体感をぜひあなたも。

『カイ』2つの意味。

1つめはホッカイドウの「カイ」。

「カイ」とはアイヌ語で「この地に生まれたもの」という意味。幕末の探検家、松浦武四郎が蝦夷地を探査した際、アイヌの古老からその意味を教わりました。蝦夷地に変わる名前を政府に提案する際、彼は、先住していたアイヌへの敬意を込めて「北にあるアイヌ民族が暮らす大地」から「北加伊道」と提案したことから現在の「北海道」になったと言われています。

2つめは「櫂(かい)」

「櫂」とは、人力で船を動かすための道具。 すなわちそれは現在のパドルであり、「櫂」を使って船を進ませて、川、湖、海などを移動することを「漕ぐ」と言います。

北海道を漕ぐということ。

それは自然を楽しむことはもちろん、その川の流域にある人の暮らしや地域にも触れることだと思っています。 自分の力で意志を持って川を漕ぎ下ること。川を流れ、時に歩き、 川を通じて北海道という大地を、自然を、地域を、より深く感じていただきたい。 これがコンセプトです。

メインフィールドは道東。

まずメインフィールドとなるのは釧路川。以降道東エリアの河川を中心にツアーフィールドを広げていく予定です。道東エリアの河川の特徴としては大きい山は少なく、平坦で広い大地が広がっています。つまり河川の特徴としては本州の河川などと比較しても穏やかな河川が多いのが特徴です。

川を旅する。

パックラフトの遊び方にも様々なスタイルがあります。例えば、山奥深く入り込み秘境河川を行ったり、ホワイトウォーター(急流)を楽しんだり、自転車や歩き旅を組み合わて旅をしたり・・・。軽くて持ち運べる船の登場は楽しみ方の可能性をを大きく広げたように思います。


カイパックラフティング北海道はその中でも『旅』を基本スタイルとしています。それは日帰りであっても、オーバーナイトであっても『旅』です。川下りも楽しんだら、温泉も楽しむ、食も人も地域まるごと楽しむ。道東という土地はそういったスタイルがマッチしているように思います(僕が好きなだけかもしれませんが)。

 

縦に早く移動するのも楽しいけど、どちらかといえば「横に横に」。蛇行しながらでも長く移動したい。危険箇所があれば歩いて回避すればいいし、気まぐれで寄り道だってしたらいい。ツアーを通じて、このような遊び方の提案と、それを楽しむ上での必要な技術を提供していきたいと思っています。僕自身も旅を続けながら。

メインガイド紹介

プロフィール

國分 知貴 | Tomoki Kokubun
ニックネーム ぶんちゃん、ぶんぶん

1986年北海道生まれの北海道育ち。

小さい頃から北海道の大自然のなかで遊ぶのが大好きだった。幼少期は出身の中標津で、川遊び、釣り、スノーボードに親しみ、その後、札幌、ニセコに生活の場所を移し、スノーボードで山へ通う日々。この時NAC(ニセコアドベンチャーセンター)にてラフティングガイドを約3シーズン経験。

とあるきっかけて地元に戻ったことで再びガイドの道へ。ガイドは1シーズンだけにして、またフラフラどこかへ。と思っていたが、ホッとする屈斜路湖の暮らしに魅せられ、あれよあれよとカナディアンカヌーやカヤックのガイドを5シーズン。今ではすっかり幼少期の遊び心をぶり返してしまい、カメラ片手にあちこちの川へ山へ。

そんなある日パックラフトに出会い、旅の拡張性と道具の自由度の高さに完全に惚れ込む。この楽しさを共有(好きの押し付け?)をしたくなり2023年春、ツアーとして立ち上げることに。フォトグラファーとしても活動中。

資格

提携・協力

  • リバー&フィールド
  • 秀岳荘北大店との事業提携

主な川の経歴

  • 尻別川 ラフティングガイド
    2015〜2018
  • 釧路川 カヌーガイド、カヤックガイド
    2018〜現在

旅の記事をTRAILSに寄稿しています(上記リンク)よろしければご覧ください。